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2018年2月14日水曜日

Scratchでプログラミング その11 背景を作ろう その3(ランダムに木が登場する)

Scratchの使い方解説です、今回の難易度はNormal
ランダムな数値を作る、乱数を使ってみます。
記事をまとめたページはこちら。

前回の記事では、背景の木を1秒間に1本ずつ表示しました。


これはこれでOKと思いますが、すこし規則正しすぎるので、
木の登場するタイミングをバラバラにしてみようと思います。

0.目次

  1. 木の登場をバラバラにする
  2. 乱数の範囲を小数点にしたい


1.木の登場をバラバラにする

これが、前回作ったコマンドです。


このなかの「旗がクリックされたとき」のブロック内にある「1秒待つ」の繰り返し処理があるために、規則正しく1秒ごとに木が作成されています。

そこで、1秒待つ」
の秒の部分をバラバラな秒数に変更します。
このバラバラな数のことを、乱数といいます。

演算の「1から10までの乱数」というコマンドを1秒待つ」の部分に入れます。

これで、木が登場するタイミングが、1秒から10秒までの間でランダムに表示されるようになりました。
ただ、10秒に1回では少し遅すぎて待ちくたびれるので数字を書き換えて「1から2秒の乱数」に変更してみてください。

木の登場タイミングが変わるようになりました。


2.乱数の範囲を小数点にしたい

乱数の基本的な使い方は、ここまでで説明が終わっているのですが、
木の登場を1秒間隔よりも早くしたいときはどうすれば良いでしょうか??

そんなときは演算の「○/○」を使います。
この斜め線「/」はプログラムの世界では割り算を意味しています。

たとえば、上の図のような
「2から10までの乱数」/10というのは、
0.2から1.0までの乱数」という意味になります。
この割り算を使ってコマンドを修正しました。


これを実行すると、木の表示タイミングの間隔をランダムなままで最短の場合は1秒より短くすることができます。