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2018年2月8日木曜日

Wonder(ワンダー)を読みました。大人が感動する児童書でした。

面白い本を読んだので紹介します。


Wonder(ワンダー) (特設サイトへのリンクです)
R・J・パラシオ 作/中井はるの 訳 ほるぷ出版

基本的には小説は文庫本しか買わないのですが、珍しく買った単行本(って言うのかな?)です。
僕の本の購入基準は余程好きな作者ではない限り「本屋で面白そうなタイトルやジャケットを見て買う」ことにしています。

Wonderは、本屋さんに置いてあったポップ紹介が気になり買っちゃいました。
・・・と思ったら、特設サイトの「作者のQ&A」に紹介されていました(笑

部分的に引用するよりも作者の文章をそのまま読んだほうが心に響くと思うので、ぜひとも
オフィシャルサイトを確認してみてください!!

ここでは細かくは書きませんが、「作者のQ&A」では、
作者が公園で頭部の骨格に障害のある女の子と出会ったときの実体験を語っています。
その体験をもとにWonderを執筆したそうです。

Wonderの紹介文には

オーガストはふつうの男の子。ただし、顔以外は。

と書かれています。
そのとおり、主人公は顔に障害を持った男の子です。
そんな主人公が学校へ通うという話です。

自分たちの生活の中で、この作者のように外見に特徴のある人を目にすることはあると思います。
そんなとき、皆さんはどの様に振舞うでしょうか?
見て見ぬふりをすれば良いのでしょうか?
子供がその人を指差したときにどうすれば良いのでしょうか?

そんな大人でも答えを悩む問題に対して、脚注に登場する子供たちは様々な反応を示します。
そして、そんな環境の中での主人公や子供たちの感情の変化が書かれています。
主人公は「オーガスト」という少年ですが、ストーリーはオーガストだけでなく子供たちの視点で書かれています
それぞれの子供たちは脇役ではなく、主人公として立ち振る舞い、それぞれが活き活きと自身の生活に悩みながら成長していきます。

対象年齢は小学生からとのことですが、大人が読んでも面白いです。
というか、大人の方が面白いと思います。
それぞれのキャラクターに感情移入して、読み終わったら自分の心にもなにか変化が生まれるような暖かい話です。

長編が好きな人も、あまり本を読まない人も、誰でも読める内容になっていると思います♪
良かったら、是非、読んでみてください!!

ちなみに日本でも映画が上映されるようです♪

映画『ワンダー 君は太陽』公式サイト - キノフィルムズ

でも、プロモーション動画を見た限りでは単行本を先に読んだほうが面白いかなと思います。
理由は、映画の主人公の顔が単行本にくらべてアッサリしているからで、映画を見た後に単行本を読むと主人公の顔のイメージがつけにくいんじゃないかなと。
なので、映画化はとても楽しみですが、個人的には先に本を読んでおくのをオススメします☆



(2018/06/12追記)
ついに、今週末、6月15日に映画公開です!!
ムビチケの事前購入が出来るので、前売り券の購入をオススメしますよー☆