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2021年8月17日火曜日

水撮影のコツや注意点まとめ

 今年の夏は色んなモデルさんに協力して頂いて水撮影させていただきました☆

その中で感じたことなどまとめておきます。


ここで言う水撮影は水中撮影ではなく、水面撮影です。

自宅でプールやお風呂などを使って撮影するものを想定しています。


モデル:まゆさん


1.用意したもの

プール

一番重要ですね。僕はインテックスの小型プールを用意しました

途中からサイズ変更などもしましたが、最初はこのサイズがベストではないでしょうか

現在掲載している水撮影の多くは、このプールで撮影しました。


ポイントとして以下のような感じです
  • そこまで大きくないから全身は写せない
  • 空気の出し入れが不要
  • 壁面からのストロボ照射が可能

お風呂でも撮れるのか?と言われればもちろん撮れますが、ストロボの当てる方向が真上からに固定されてしまいます。プールであれば壁面からのストロボ照射によって、雰囲気を変えることができます。


バスポンプ

屋外での撮影なら気にしなくても良いと思いますが、倉庫など室内で撮影する場合は排水についても考える必要がありました。
今回はお風呂の水を洗濯機に流量するためのバスポンプを購入。一般的な長いホースをホームセンターで買って、排水溝まで水を捨てています。
プールじゃなくてお風呂では不要ですね。



オーガンジー生地

オーガンジーなどの透ける生地を水中に漂わせています。
無くても良いのですが、壁面からストロボ照射することで幻想的な雰囲気を演出できます。
僕の場合、3mの白い生地を使用しています。
創作の内容によっては生地に色を付けても良いと思いますが、ストロボにカラーフィルターを付けたほうが良いかな


枕というか、水中で頭の高さを固定するためのものです。目立たなくて頭を上に載せられるものなら何でもOK。うちでは缶ビールを使っていました。
水撮影では顔をちょうど良い高さにキープするのが難しいそうです。何か用意しておくと良いかなと思います。

プールシート

うちでは廃棄予定の絨毯を使用しました
プールを敷く場所がコンクリートなどの場合、底が冷えるので何か引いておかないと、長時間の撮影は難しいかなと思います

入浴剤

無くても良いですが、乳白色のものを用意すればプールの底を見えなくすることも出来ます。残り湯が洗濯に使えるものであれば、水撮影しても衣服にダメージはないはず・・・?
個人的にはあまり使用しなくなりました。入浴剤使うと後始末が臭いんです。。。
それでも、創作の雰囲気によっては色が付けられるので、購入しておいて良いかなと思います。

モデル:むらさきさん


造花

あまり使いませんでした。
盲点だったのですが、造花は水面に浮きません
よくSNSで見るような生花と違い、すぐに沈んでしまいます。
高さを調整すれば使えるかもしれませんが、やはり生花を用意したほうが良いみたいです。


洗濯ロープ
めっちゃ使いました
小物などを大量に使う場合、どうしても乾燥まで時間がかかります。
その場で干せるように洗濯ロープや洗濯ハサミで片付け準備をしておくべきです

2.撮影方法

プールに水を張る

水をプールに張りますが、できるだけ温かいお湯を使ったほうが良いです。夏場でも水道水は寒いので、モデルさんの負担が大きいです(真水で撮影協力してくれた方々、すみませんでしたっっ)

水深はあまり深く無くて良いですが、腕や足などが映り込むならある程度そのパーツが水に沈められるようにした方が良かったです。

指先だけが水面に出ているなどすると水中と明るさが変わるので目立ちます。


ライティング

水面からストロボ照射しています。アクセサリーはソフトボックスやオパライトを使うことが多かったです。なるだけ水面は1灯で撮影してダークな雰囲気にしています。

逆にアンブレラ2灯で撮ると明るい印象になるけど、水面にライト映り込み問題も発生すると思います。

上からのストロボは1灯ですが、プールの壁面からストロボを当てることが多かったです。

光を当てた面を水面の光のように演出すると幻想的な雰囲気になります


構図

プールの壁面が写るとカッコ悪いので、ほぼほぼ撮影時は上面からの撮影になります。感覚的には赤ちゃんのお昼寝アートに近いかな

ただ、ブラックボックス状態にして背景もストロボの光を届かない状態を作れるのなら、こういう横構図も撮影できるかなと思います。

モデル:まゆさん

プール内にシャワーを出しています。園芸用のホースの霧モードだったかな。モデルさんの後ろからあてて、前側にはあまり水がかからないようにしています。
また、シャワーの後ろにはカラーフィルターをつけたストロボを設置しています。
ストロボにも水がかかるので、ストロボは透明な袋に入れています。


モデル:むらさきさん
水風船を抱えてもらいました。
モデルさんには指に画びょうを貼り付けておいてもらい、「いち、にの、さん!」で水風船を割っています。
風船がモデルさんと重なると、水の破裂の様子がわかりにくくなるので、背景に何もない場所で風船を割るようにしてもらっています。
こちらも背面にストロボを配置しています。
また、連射撮影をするためにストロボのパワーが低くなるようにISO感度は高めに設定しています。

3.メイクについて

当然ですが、メイクは耐水のものをなるだけ使用したほうが良いです。

特にアイライナーやマスカラが落ちると、目元が黒くなってしまう&途中で直せないので重要です!!

僕はモデルではないのであまり細かいことはわかりませんが、目元の耐水対策は絶対大切です・・・