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2024年3月15日金曜日

写真のバックアップ方法について

趣味で撮影している人、レイヤーさん、モデルさん向けの内容です。

プロカメラマンはちゃんとバックアップしましょう


SNSで定期的に「昔の写真が消えた!」というのを聞くので、僕の写真のバックアップ方法について説明します。
僕の場合、ブルーレイディスク(以下、BD)へのバックアップとミラーリングを行っています。
感覚的には以下のような使い分けをしています。
  • BDへの保存は増えた写真を保存する差分バックアップ
  • ミラーリングはすべての写真を対象にしたフルバックアップ

最低限、以下が必要です。
  • パソコン
  • 外付けハードディスク(出来れば2台)

BDへのバックアップ

撮影した写真のうち、過去のものを定期的にバックアップします。
2024年1月~3月 などの期間ごとにバックアップします。なので、枚数がだんだん増えていきます。
バックアップは外部記録メディア(CD、DVD、BD)なら何でもOKです。
USBメモリなどでも良いのですが、USBメモリは上書き可能なので、あとからデータを消してしまうリスクがあるかなと思います。

BDへのバックアップ方法は、特に説明不要かなと思います。
パソコンにDVDとかを入れて「書き込み」するだけですね。
ただし、CD、DVD、BDなどのうち、どの記憶媒体を使うかは、検討してください。
撮影する写真の枚数にあわせて「定期的なバックアップ」を撮れるものを採用することをお勧めします。
バックアップの間隔が長いと、それだけデータ損失のリスクが高くなります。

BDへのバックアップは保存環境によっては読み込めなくなるので、BDに保存したからといってパソコンからは削除しません。

ミラーリング

こっちがメインのバックアップ
簡単にいうと、ハードディスクを2つ用意して、データをコピーしておくことです。
パソコン内のハードディスクと外付けハードディスクでもミラーリングは出来ますが、外付けのハードディスク2台のほうがオススメです。

パソコン

パソコン内のハードディスクには写真を保存しません。パソコンに何らかの異常が発生した場合に、内臓ハードディスクのデータを救出するのが大変だからです。
パソコン本体に何らかのトラブルがあっても影響をうけにくい、外付けハードディスクに写真を保存します。
後述するミラーリング用アプリを入れておきます。また、基本的に24時間パソコンはつけっぱなしにすることになります。

ハードディスク①

写真を保存するハードディスクです。すべてのデータを入れるため、容量は大きいものが良いと思います。
パソコン内蔵のハードディスクでも良いですが、トラブルリスクが上がるので外付けをオススメします。

ハードディスク②

バックアップ用のハードディスクです。ハードディスク①と同じか、それ以上の容量が必要です。
メーカーによっては、同じハードディスクを2台買うとミラーリングできるアプリを公開しているみたいです。
自室に全ての機器が置いてあると、ミラーリング時の書き込み音がうるさいので、可能ならネットワークドライブのほうが良いです。

ミラーリング用アプリ

ミラーリングで検索して出てくるものなら何でも良いです。
僕は「Disk Mirroring Tool」を使用しています。
かなり長いこと使っていますが、とても使いやすいです。

Disk Mirroring Toolの場合、タスクスケジューラで「mirror.exe -auto」のように登録することで、決められた時間に自動的にバックアップを実施できます。

※バックアップ前にテストを実施して、必ず動作に問題ないか確認してください!!
ハードディスク①から②へコピーするつもりで、逆の操作をするとデータが全部消えます!!!
また、初回はミラーリングアプリではなく、単純に全ファイルをコピーしたほうが早いです。

クラウドへの保存について

クラウドへの保存はセキュリティの面や、なんらかのトラブルでアカウント凍結などのリスクがあります。
クラウド利用自体は、地震や火事でのデータ破損のリスク軽減の面では良いと思いますが、すべてをクラウド管理することはオススメしません。


容量の削減について

通常のモデルさんやレイヤーさんだと、この方法で十分にバックアップできると思いますが、撮影回数が多いカメラマンやRAWデータを扱っている方は、すべてのデータをハードディスクに入れるのは困難です。
画像データにZIP圧縮などはあまり意味がありません。(画像をまとめることで、ミラーリング速度を上げることは可能です)
RAWの保存は厳選する、JPGでも不要なものは削除するかリサイズして容量を減らす、などの対応を行ってください。