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2020年1月4日土曜日

スタイロフォームで歯車を作成


ライオンボードでの小物の作成はやったことあるんですが、スタイロフォームでの造形することになりそうなので、使い勝手を調査しました。



スタイロフォームでの造形については以下も参考にしてください。


スタイロフォームはホームセンターなどで購入できます。
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ブルースタイロフォームIB 600×300×20
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スタイロフォームは軽量なのでコスプレ界隈の方が大きなパーツを作るのに使用されているのですが、有機溶剤が使えないという問題があります。

なので、水溶性の木工用ボンドやアクリル絵の具のみを使用して作成してみます。


1.切断方法

今回は歯車を作成。
試作のため、型紙がフリーハンドのため歪です。 

まず。上の写真のように、下書きより少し大きめにザックリとスタイロフォームを切り出します。
スタイロフォームの切断は、カッターや発泡スチロールカッターよりも、小学校の時に使ってそうな小刀が使いやすかったです。
カッターだと、刃が引っかかって動かなくなります。また、安い発泡スチロールカッターでは切断速度が遅すぎて、効率が悪かったです。

小刀であれば、ザクザクと切れ目を入れて、パキっとスタイロフォームを割るだけなので簡単でした♪

2.加工

一般的なスタイロフォームの加工は「やすりがけ&ジェッソなどでの下地処理」のようですが、アイロンを使って造形するという話も見かけたので、今回はアイロンで加工します。
※アイロン加工するときは換気して作業を行ってください

アイロンで表面と側面を加熱します。
アイロンはスタイロフォームに直接当てずに、クッキングシートを使っています。

下書きの形になるまで、アイロンを当てたらこんな感じに丸くなりました♪
側面だけでなく、全面と背面もアイロンを当てています。
アイロンを当てることでスタイロフォーム自体が薄くなるので、厚みが必要な場合は、使用するスタイロフォームの厚さを調整してください。

アイロンを当てることで、表面の凹凸が溶けてなくなるので、ジェッソを使わなくても塗装しやすくなります。

歯車の溝と内部の穴もアイロンあてました。
最初、細かく切らなくてもアイロンで全部できないかな?と期待してたのですが、さすがに無理で小刀で歯車の溝を作ってからアイロンをあてています。

今回はアイロンを使用しましたが、作成物のサイズによっては、アイロンは大きいので加工が難しいかなと。
可能であれば、アイロンコテを利用したほうが良いと思います。


3.塗装

金属風に塗装したいので、アクリル絵の具で黒く塗りつぶします。
スプレーなど使いたいですが、有機溶剤NGなので、筆塗りです。
先にアイロンをあてておいたので、塗装は塗りやすかったです♪

黒色が可能したら、金属色と塗布します。
今回はアクリル絵の具のシルバーを使用しています。
ドライブラシ風に塗装したいのですが、サイズが大きいので、筆は使わずにスポンジを使って塗装しました。


シルバー塗布後。
こんな感じになりました。


今回は金属風塗装ですが、以下の記事も同様の塗装方法で作成しています。