2020年1月15日水曜日

スタイロフォーム造形の下地処理について検証してみた

スタイロフォーム造形について調べたので覚書き
今回は
  • 有機溶剤を使うとどうなるのか?
  • ジェッソ以外の下地処理は有効なのか?
について調べてみました。


スタイロフォームでの造形については以下も参考にしてください。


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1.有機溶剤を使ってみた

よく有機溶剤を使うと溶けるという記載をみるのですが、実際はどのくらい溶けるんでしょうか??
ということで、試してみました。

試したのは G17ボンド(左)とラッカーうすめ液(右)です。

G17ボンド(左)は希釈せずに、原液を塗ってみました。
半日ほど放置しておいてみましたが、写真のように黄色くなり固まっています。
スタイロフォームはほぼ溶けていません。

ラッカーうすめ液(右)は筆塗りした途端にスタイロフォームが溶けだしました。
塗った分だけスタイロフォームが溶けていきますw


2.下地処理

こちらは下地処理について検証。
下地処理としてはジェッソを利用することが多いようですが、アイロンを当てて加工したり水性シーラントを使うという話もあったので検証してみます。

写真は左半分がスタイロフォームにアイロンを当てています。
また、中心部分には下地処理として水性シーラントを塗布してあります。
塗料はすべてアクリル絵の具(黒)です。


まず、水性シーラント(中央)使用の有無ですが、塗装については違いがみられませんでした。
特に水性シーラントは利用する必要がないように思います。

つぎに、アイロンでの下地処理(左)ですが、スタイロフォームはアイロンを当てることで溶けて凹んでいます。
ただし、表面のザラザラは溶けて平面になるため、塗装はかなりしやすくなっています。

やすりがけやジェッソでの加工や下地処理の代わりにアイロンをあてるのは有効なようです♪

前回作成した歯車もアイロンでの加工を行っています。


ただし、アイロンでは細かい加工が難しいので、裁縫用コテなどがあるとより良いかなと思います。