小学校からプログラミングの授業が始まるということで「子供が何を勉強するんだろう?」と思い試しに触ってみました。
おそらく、子供は直感でScratchを触ると思うので、プログラム入門とか要らないと思います。なので、この記事は大人向けに書いています。
Scratchが学習にオススメかはまだわかっていません。
今回は「親子でまなぶステップアップ式プログラミング」という本で紹介されているものから、面白そうなものとしてScratchを選択しました。
※Scratch専門の解説本ではなく、年齢別にオススメのプログラミング学習用のツールを紹介しています。 もっと簡単なものや、複雑なものも掲載されています。 今回はScratchについて書いていますが、上級レベルを目指すなら、もっと高学年向けの他のアプリが良いと思います。 |
0.目次
- Scratchの特徴
- 使い方
- cratchはプログラミング学習になるのか?
1.Scratchの特徴
ボクの感覚ではScratchは- プログラムの導入までのメンドクサイ作業が要らない
- やりたい事を始められる下準備がされている
- パズル感覚でプログラムの基本的な使い方がわかる
- 基礎の勉強は出来るけど本気のプログラミングは出来ない
特に良いと思うのはユーザ登録不要、PCへのインストール不要で、
Chromeなどのブラウザから実行できることかな。
2.使い方
Scratchのページへアクセスします。画面のネコの「作ってみよう」をクリックするだけでScratchは使用できます。
使い方も簡単で、画面右のダンス風の画像の下に
「動かし始める」
ボタンをクリックすると説明が始まります。
ゲームのチュートリアルのように説明されるので、簡単に操作を理解できると思います。
3.Scratchはプログラミング学習になるのか?
プロフィールにも書いてますが、僕は教育関係の人間ではなくてIT関係の人間です。なので、子供の育成にとってどれが良いか?っていうよりも、プログラミングを始めるための初心者用の教材として良いか?という点を考えています。
個人的な感想としてはScratchは入門としては適していると思います。
VBやC#、Javaといったプログラミングを始めるには(一般的には)専用のアプリケーションが必要です。
また、そのようなプログラミング言語は、初心者にとって「本当にやりたいこと」をプログラムするには、覚えなくてはいけない前作業がとても多いと思います。
もしゲームを作ろうとすれば、
- キーやマウスの操作をプログラムする方法
- 画面にイラストを表示する方法
- 効果音を鳴らす方法
のようなものを個別に覚えていく必要があるので、とても長い道のりが必要です。
Scratchはそのあたりの作業をする必要がなく、いきなりゲームなどを作ることができるため、入門に適していると思います。
(ボクもプログラムに興味持ったのは簡単にゲームを作れるアプリからでした)
おそらく、授業としてプログラミングをするということは
- 問題(作りたいもの)を分割する能力
- 論理的な考え方(アルゴリズム)
を学習させたいのではないでしょうか?
本気でプログラマを大量に作りたいわけじゃないよね?
このような能力の向上を目指すにあたっては、不要な手続きなど不要で使用できるScratchなどは良い教材になるかと思います。Scratchを使って遊んでみて「もっと、いろんなことがやりたい!」と思ったとき、
本格的なプログラム言語を始めたら、何も知らない状態から始めるよりも効率よくプログラミング言語を理解できるんじゃないかな