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今回はイラストの名前についてです。
やることは簡単だけど、解説が長いです。
初心者は難しかったら読み飛ばして、そのうち読み直してください。
0.目次
- 名前の変更
- 名前を付けるルール
1.名前の変更
ここまでに、複数のイラスト(スプライトって言います)を使って来ました。
僕の記事を参考にプログラムを作っていると、スプライトが5つ登録されているかなと思います。
スプライトを追加すると、sprite1やSun, Treesなど、英語の名前が自動で指定されます。
そのままでも良いのですが、スプライトが多くなるとそれぞれのスプライトが何なのかわからなくなっていくこともあるので名前を変更してみます。
画像はネコの名前を「プレイヤー」に変更してあります。
名前の変更は簡単。
スプライト一覧で選択したスプライトを選択します。
選択されているスプライトは青枠で囲まれます。
この状態で右クリックして表示される「info」を選択します。
スプライトの情報が表示されます。
ここの画面で「sprite1」などと付けられている名前を「プレイヤー」などの好きな名前に変更します。
すべて変更してみました。
この図ではネコのイラストを複数用意しています。
このように、同じスプライトを複数の目的で使う場合、名前を指定しておかないと使い方がわからなくなってしまいます。
2.名前を付けるルール(命名規約)
今回はスプライトの名前を日本語で指定しました。
理由は日本語の方がわかりやすいからです。
そのまんまですね(笑
でも、一般的にはスプライトの名前や変数などは、英語で名前を付けるほうが良いです。
Scratchは大丈夫なようですが、C言語など昔から使われている言語は日本語に対応していないものもあります。
また、日本語を使うと日本人しか読めないプログラムになってしまいます。
Scratchは日本人だけでなく多くの外国の方が使用していて、お互いに作ったプログラムの中身を確認できるようになっています。
もし外国の方が、あなたの作ったプログラムが気に入って、どうやって動いているのか確認したいと思ったとしても、日本語が読めないとわからない部分が出てくるかもしれません。
また、職業としてプログラマを目指すのであれば尚更です。
仕事で皆でプログラムを作っていくとき、チームのメンバーは日本人だけとは限りません。
一部のプログラムを海外で作ってもらうこともあるし、逆に海外の仕事を請けることもあると思います。そんなときに日本語でプログラムが書かれていたら困りますね。
また、変数などの場合、単に英語であれば良いというわけではなく、さらに細かいルールがあります。
例えば、プレイヤーのネコのライフを変数とするときにどんな名前を付けますか?
- _catLife
- cat_life
- CatLife
- NekoLife(ローマ字と英語)
- neko_life(ローマ字と英語)
- NokoriTairyoku(ローマ字)
- ネコのライフ
- 残り体力
人によって変数名をどう付けるのかは個性が出てくると思います。
プログラムはどの名前を付けてもちゃんと動いてくれます。
ただ、チームでプログラムを作る場合に統一されていないと困ってきます。
作るプログラマによって「Neko」と「Cat」が混ざっていると後から読みにくいですよね?
また、一般的には最初の文字が大文字か、小文字かでも意味が違っていたりします。
ですので、チームでプログラムをする場合は名前の付け方やプログラムの書き方をまとめた命名規約やコーディング規約というものが用意されています。
変数の名前を付けるときはチームでのルールに従って名前を付けるようにしましょう。
命名規約やコーディング規約は参加するプロジェクトや、使用するプログラム言語によって異なります。
Scratchであっても、C#やJavaの規約に従っておいたほうが良いと思います。
興味ある方は参考にしやすい規約をマイクロソフトが提示されていますので参考にしてみてください。
この記事は日本語で書かれていて、読む人は日本人のプログラム初心者という想定です。
ですので日本語で名前を指定しています。
皆さんがプログラムするときは日本語をあまり使わないほうが良いと思いますよ~