ランダムな数値を作る、乱数を使ってみます。
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前回の記事では、背景の木を1秒間に1本ずつ表示しました。
これはこれでOKと思いますが、すこし規則正しすぎるので、
木の登場するタイミングをバラバラにしてみようと思います。
0.目次
- 木の登場をバラバラにする
- 乱数の範囲を小数点にしたい
1.木の登場をバラバラにする
これが、前回作ったコマンドです。このなかの「旗がクリックされたとき」のブロック内にある「1秒待つ」の繰り返し処理があるために、規則正しく1秒ごとに木が作成されています。
そこで、「1秒待つ」
の秒の部分をバラバラな秒数に変更します。
このバラバラな数のことを、乱数といいます。
演算の「1から10までの乱数」というコマンドを「1秒待つ」の秒の部分に入れます。
これで、木が登場するタイミングが、1秒から10秒までの間でランダムに表示されるようになりました。
ただ、10秒に1回では少し遅すぎて待ちくたびれるので数字を書き換えて「1から2秒の乱数」に変更してみてください。
木の登場タイミングが変わるようになりました。
2.乱数の範囲を小数点にしたい
乱数の基本的な使い方は、ここまでで説明が終わっているのですが、木の登場を1秒間隔よりも早くしたいときはどうすれば良いでしょうか??
そんなときは演算の「○/○」を使います。
この斜め線「/」はプログラムの世界では割り算を意味しています。
たとえば、上の図のような
「2から10までの乱数」/10というのは、
「0.2から1.0までの乱数」という意味になります。
この割り算を使ってコマンドを修正しました。
これを実行すると、木の表示タイミングの間隔をランダムなままで最短の場合は1秒より短くすることができます。