2018年2月8日木曜日

Scratchでプログラミング その5 テクテク歩く(アニメーション) プログラミングの正解は1つじゃない

Scratchの使い方解説です、今回の難易度は超Easy。
入門レベルです。
記事をまとめたページはこちら。

前回まではネコの位置を左右に動かしました。
でも、まるでスケートを滑るようにネコが歩いていたと思います。

今回はテクテク歩くようにしてみようと思います。

0.目次

  1. コスチュームを確認する
  2. コスチュームを切り替える
  3. 他の書き方がたくさんあるよ

1.コスチュームを確認する

画面の「コスチューム」をクリックすると、
ネコのイラストが2つ表示されます。


ネコのイラストは2パターンの歩いているイラストのようです。
この2枚のイラストでテクテク歩いている様子を表現してみます。
2枚のイラストをパラパラ漫画のように口語に表示させれば歩いている風に見えるはずです。

ネコのイラストには、それぞれ「costume1」と「costume2」と書かれています。
これが、それぞれのイラストの名前になります。

2.コスチュームを切り替える

見た目の「コスチュームをcostume1にする」を使って見ましょう。
「コスチュームをcostume1にする」を2つくっつけて、片方を「コスチュームをcostume2にする」に変更します。
その2つを制御の「10回繰り返す」で囲みます。


これで「旗をクリック」すると、、、イラストがcostume2に変わるけど何もおきません。

これ、実は何も起きていないんじゃなくて、メチャクチャ高速で歩いてるんです。

次に、制御の「1秒待つ」「コスチュームをcostume1にする」「コスチュームをcostume2にする」の後ろの2箇所に追加します。



「旗をクリック」するとネコがゆっくりと足踏みします。

今の状態ではとてもゆっくりと歩いているネコですが、
「1秒待つ」の1秒を0.5などの小さな値に変更すると歩き方が早足になっていきます。


3.他の書き方が沢山あるよ

今回の目的の「テクテク歩く」ですが、
先に出したコマンド以外にも色んな方法があります

これらのコマンドは、実際に動かすとほぼ同じ動きをします。

コマンドはどれが正しいのか・・・?
僕の見解では「正しく動けばどれでもOK!」です(笑

もちろん、仕事としてのプログラミングであれば、読みやすさや、効率など考慮するべき点が色々とあります。
しかし、それよりもプログラミングは「やりたい事をプログラムするときは答えは複数ある」と言う事を理解することが大切だと思います。

プログラムって、「プログラムの世界では答えは1つ」のように思われやすいです。ですが、実際には問題を解決するための「アプローチは無数」にあるものです。

その無数のアプローチの中から、プログラマがこれがベスト!と思うものを選択してプログラムは作られています。

色んなアプローチを知っていれば、それだけ応用も利くようになります。
僕が書いている方法を丸暗記するのではなく「何をするために、コマンドを組み合わせているのか?」を理解することが、学習になるのかなと。

おそらく、こういうことの積み重ねで、難しい問題を細分化して解決するようなスキルが身についていくのだと思うし、学校の授業はソコを目指しているのかもしれないですね。

みなさんも、是非、自分なりのコマンドを考えてみてください!